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ネタ振られたので返しておこう。
 投稿者:鳥坂  1999年12月02日 04時37分

>志郎正宗
あの人の漫画の面白さは、紙面の上の圧倒的な情報量と欄外の「志郎注」から、読者が容易に作品世界を夢想出来る所にある。
雑学の固まりのような作品が多いので、そこら辺をほじくり返すだけで一週間は楽しめるし。
あの「ゴツイ戦争兵器」と「肌もあらわなねーちゃん」を平気で同居させる、センスと根性がいいよね、絵柄の方向性がまるで違うんだもん。

>映画版「攻殻」
よくも悪くも「押井映画」。
原作者と監督の思惑がまるで違うので、そこら辺のせめぎあいが見物といえば見物。
映画より原作の方がほっぽど「ネットは広大だわ」してるのが残念といえば残念。

>「素子〜!」の一言にはショック甚大
私としては素子役の田中さん(だったけ?)が時折出す、変に「女っぽい」ところが違和感出まくりで全身じんましん。

志郎氏の作品のマルチメディア化は、 不遇な末路を迎えたものが多いが、これは比較的成功例と言えよう。
PS版「攻殻」なんかは、元の世界感をまっるきり無視してゲーム化してるので、じんましん出まくり。くそげーだし。

氏が絡んだ(キャラデザ・メカデザ等)作品は、その絵が作り出す存在感が強すぎて 絵だけが薄っぺらな作品世界から遊離し、結局 全体的な評価を落として 凡庸な作品に終わってしまう事が多いように思う。
私個人としては、氏自らが監督を努めた「BlackMagic M-66」が一押し。青心社から出てる「絵コンテ集」を読むと、セル画の裏に隠された監督の思惑が分かって面白い。


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