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ジャンヌ・ダルク
 投稿者:永盛綾子  2000年01月31日 03時53分

「救国の聖少女に栄光あれ!」みたいな内容でなかったのが、私としては良かったです。
ジャンヌ・ダルクというのは(後世の幻想も相まって)ほんとよくわからない人物なのですが、その何だかわからん感じがよく出ていました。リアルで説得力のある作品ですね。

よその掲示板でも書いたのですが、攻城兵器の描写が多かったことが私としては印象的でした。ああいうのは西洋史ものの映画でもあまり画面に登場しない(と思う)ので。
城壁にハシゴかけてよじのぼったり、堀のふちに尖った杭を埋めて障壁にしたり、敵の頭上から油撒いたり、投石機で石を放り込んだり。本ではよく見たことがあるのですが、映像で見るとやはり説得力が違うもので「あーこうやってたのか」という感じでした。堀の水をくみあげて城内の火を消してたりとかね。
しかし、あの城壁越えに使う塔をいきなり堀に放り込むシーンはすごかったなあ。イギリスの将軍さんじゃないけど唖然とした…(笑)。
てなわけで、歴史武器に興味のあるファンタジー派の方は見てみると参考になるかも知れません。

砲弾におちょくりの文句を彫るっていうのは、ほんとによくやってたみたい。下ネタの冗談を砲弾に書いて敵陣にぶち込んだカテリーナ・スフォルツァの逸話を思い出す…。
ああそうか、投石機で撃った石って割と速度がゆっくりなんだな。と、「窓側に飛んできます、ご注意ください!」とかいうシーンを見ながら思ってみたり。

鎧姿で旗をひるがえして馬に乗るジャンヌの姿が、やはりすばらしくかっこいいですね。
ジャンヌが陣頭に立つと軍の志気がものすごく上がったと言われていますが、あんな素敵なリーダーに「私を愛する者はついて来て!」とか言われたら、そりゃあ軍人さんの志気も上がっちゃおうというものです。
欲を言えば、ジル・ド・レさんたちの活躍をもうちょっと期待していたのですが。いいキャラだっただけに残念。

>みやさま
ん?央華TRPGの方で、何か新展開があるのかな…。だったらとても嬉しいのですが。
ネット上ではいろいろサポートもされているようなのですが、とりあえずああいうのが本の形で公表されるといいのではと個人的には思っています。Q&A集とかも。
やはり皆がネットに繋げるわけではないですからね(^^;)

>睡眠時間
私の場合、寝ようと思っても6時間以上連続で眠れない時と、起きるつもりだったのに12時間寝てしまう時の波があります…。うーん、体内時計からして「まっとうに生きられない仕様」になってるらしい。

>うみねこさん
>央華小説
主人公の設定がね…ちょっとアレなんで(苦笑)私も読んでいません。なんで普通にしなかったのだろう?ああいう設定は個人的に好きじゃないです。

>PBM
一人で何キャラも登録…それはそれで凄いかも。でも、TRPGみたいにリアルタイムでキャラを操るわけではないですから、そういう点では可能なのでしょうね。
でもなんとなく、あれはイラスト描ける人がちょっぴり有利になるんじゃないかという気がしないでもない。気のせい?(笑)

>速見さま
>PC歴
うわ、やばい!速見さまよりちょっとだけPC歴が長いなんて、自分でもとても思えない!(苦笑)
やはり二人の人間が、同じ期間に同じ程度だけ成長するわけではないといういい見本ですね〜。はは…

>ぢょん
罠は、はまってからなんとかするものです。というのが央華的発想。

>敬語文化
わしは、「ゲド戦記・こわれた腕環」を原文で読んだ時に同じことを思いました。原文だとテナーがゲドを呼ぶ時の言葉は最初から最後まで「you」なんですが、訳文では「おまえ」からいつの間にか「あなた」になっていたりとか。その他の言葉遣いもだんだん柔らかくなっていくように訳してあるのですな。
逆に言うと、元の文は同じでも、訳し方によってぜんぜん雰囲気の違う文になってしまったりするわけですね。
洋楽ミュージシャンのインタビューなんかは、必ずフランキーな言葉遣いで訳してあるのが面白い。そりゃあ、ああいうのを堅苦しい言葉に訳されたら違和感満載だろうなあ。

>とり氏
>水槽の水
手のかかる女だって最初から覚悟して君は手出ししたんでしょ。シミュレーション速度0にしときなさい。(笑)。
ナマモノは忙しいからと言ってほっとくわけにいかんので大変ですな。

>えーがもげーむもかーどもいらないから
私なら、「何もいらないからついでに学校と卒論もいらん」と言うけどな(でも単位はいらなくない)。


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