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ひとまず
 投稿者:永盛綾子  2001年01月06日 11時25分

遅ればせですが、明けましておめでとうございます。
21世紀もどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m
私の家では、今年の大晦日は母親が酒かっくらって酔っぱらって0時半に寝ちまったため、恒例の年越しソバも近所の神社への初もうでもナシという締まりのない新世紀の幕開けになりました。
紅白見ながら「キムタク可愛いー!」とか叫んで踊り狂ってたことも覚えてないのか、母よ…。

なんだか年末は不愛想状態になってしまいましたが、お陰様で旅行からは無事帰って来ることができました。全体を通してこれといったトラブルもなく、母と二人の珍道中っていう感じでとても良い旅でした(最大のトラブルと言えば、旅行が終わってアパートに戻ってきたところ部屋でゴキブリが2匹死んでいて「げっ!」と思ったことくらいか)。
クリスマスの時期のローマというのは休みになる施設が多く、特に24日は商店まで早じまいしてしまうので、その意味ではあまりあちこち見回るのに効率の良い時期ではないのですが…
その代わり25日のローマはどこの教会へ行ってもクリスマス関連のイベントをやっていて、いろいろと予期しない楽しさに遭遇することができました。パイプオルガンもたくさん聴いたなあ。

サン・ピエトロ聖堂前の広場ではたまたま立ち寄った時にクリスマスのミサをやっていて、ヨハネ・パウロ二世が60カ国語で挨拶していました。中には日本語もあって、「クリスマスと新年おめでとうございます」と法王様が言ったのを聞きましたよ。
その場には様々な国から来た多くの人々が集まっていて、みな自分の国の母国語が出た時には拍手して喜んでいました。もちろん私と母も、日本語の挨拶が出た時には拍手しました(笑)。
そのあと法王が車に乗って広場を一周したのですが、もうものすごい人気というかなんというか。みんな椅子に登ったり走ったりして法王を一目見ようと大騒ぎ。ほとんど人気アイドルのコンサート状態です。
私も椅子に登ったところ、石投げたら当たりそうな距離(←おいおい)を法王が通り過ぎて行って「おー」とか思いました。
今は防弾ガラスとかぜんぜん使ってないんですね、なんだか凄い。

…とまあ今回の旅で楽しかったことは山のようにあるのですが、一番印象深かったのは、トスカーナにある「サン・ガルガーノ修道院」という聖堂の廃墟を見に行けたことでした。これについては、そのうち個人ページの方ででもレポートを書きたいなと思っています。
かなり交通が不便な所にあり、人もほとんど訪れないような場所で、ちょっと無理して行った感じだったのですが。今思うと、行けて本当に良かったです。

あ。イタリアではウンベルト・エーコの新刊が出ていて、どこの本屋さんでも平積みになっていました。
「BAUDOLINO」というタイトル、銀色の背景に青いグリフォンと赤い騎士が描いてあるみたいな表紙。しかも見ているとどんどん売れていく…。
あれ、早く日本語訳されないかなあ。どんな話なのか読むのがとても楽しみです(さすがに原書で読むほどの根性と語学力はないもので)。

うちのバカ鳥…もといメタの奴は、留守中は実家で預かってもらいました。というか、今もまだ実家の方にいます。不在の間は父親に世話してもらったのですが、戻ってきてみたらお互いそれなりに仲良くやっていた模様。
両親とも「うるさいから早く連れて帰ってくれ」と言いつつも、なかなか可愛がってくれているようです。

ではでは、レスはまた後ほどにて…


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