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映画版「バトルロワイアル」
投稿者:永盛綾子
2001年10月16日 09時18分
を、ビデオで見ました。
最初に写真を見た時点で既に「?」と思っていましたが、桐山君と光子さんは完全に元と別キャラですな。
「一見まともそうだけど実は怖い人」ではなく、あれじゃ見た目そのまんま危ない人だ。
でも桐山君あたりは原作の時点で既に「そんなんありかい!」てな設定だったし、よく考えると映画版のキャラの方がある意味リアル(あれがリアルってのもどうかと思うが)なような気もします。
見ていてなんだか「スリーピー・ホロウ」の首なし騎士を思い出してしまった。
あと、どうしてキタノ先生が軍人さんに対してあんなに偉そうに指図してるんだ、というのがちょっと不可解かも。原作では「エセ教師・本職軍人」なキャラだったのでおかしくなかったけど、映画では少なくとも3年前までほんとに教師やってたっぽいので。
「40人が死ぬ所を、本当に時間内に全部見せる気かな…」というのが気になっていましたが、その点はいちおう外していなかったようで。ただ原作のトリッキーな要素がなくなっている分、盛り上がりに欠けるというか、ただ延々と人が死に続けるだけの映画になっていたような気がします。
原作ではそれなりに軽い感じで練り込まれていたポジティブなメッセージが、映画では妙に取ってつけたようにそらぞらしい感じなのは(あの映画の建前から言っても)良くないんじゃないかと。
映画化の方法としては、まあ無難な選択だったのかも知れないですが…。
テロップとかモノローグの入れ方がちょっと古い感じなのも気になったかな。
あ、でも映画版は、ゲームの教習ビデオのお姉さんが良かったです(笑)。あれはかなり面白かった。