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ナポレオンを王と呼びたいか〜!?(NO!!)
 投稿者:永盛綾子  2004年04月06日 00時07分

敵の国歌を歌いたいか〜!?
罰ゲームは怖くないか〜!?

というわけで(←何がだ)、先日マスター・アンド・コマンダーを見てきました。
宣伝から想像してたイメージよりは作りが渋いというか硬派というか、
細部がリアルに生々しくて、ちゃんとした海洋もの戦争映画だなーという印象でした。
海戦シーンの迫力がすごい。
パイレーツ・オブ・カリビアンでは、ブラックパールとインターセプターが並んで
ドカーンとかやっても誰も死なないですが(ああいう映画としてはそれで全然正しいですが)
この映画は「船と船が並んで大砲撃てば船は壊れるし人は死ぬし、
ビスケットには虫がつくし、外科手術は大惨事だし
軍艦の艦長同士は別に相手が憎いから進んで戦ってるわけじゃなく、
任務だから殺し合ってるんですよ」というのをきちんとやってて、
そのあたりに演出過剰でない壮絶さのある映画だなと思いました。

というか宣伝では実際以上に「こんないたいけな少年が戦っちゃうんです!」
みたいな要素を強調していた気がしますが、あれは要するに
そこ以外に女性層にアピールできるような華がないからなのか…とある意味納得。
メインキャラに女性がまったくいないのも、昨今の大作映画には珍しいですね。
何はともあれいい映画だ。

ガラパゴス島でロケをやったとのことで、そのシーンも好きです。
全体的に殺伐とした話だからこそ、島の場面ですごくほっとする感じ。
ウミイグアナやゾウガメが可愛い。
ところどころに入る弦の二重奏も、うまく緩和効果に使われていて印象的でした。

ところで、水夫の役でビリー・ボイド(「指輪」でピピンを演じていた俳優さん)が出ているのですが。
あの人が画面に映るたびについ「がんばれピピン!」と心中で呟いてしまいます。(ありがち)
俳優さんと言えば、先日見た「ROCK YOU!」でムチャクチャな役をやっていたポール・ベタニーが
この映画ではやけにまともな人物を演じていたのも面白かったなあ。
今年は個人的ツボにはまる映画が多い年になりそうです。ハウルやスチームボーイも楽しみだ。



今日は「塊魂」(←PS2のゲーム)とデジカメを買いました。
でも塊魂の方は、先月買ってまだパッケージすら開けてない「ICO」と一緒に
しばらく封印状態になりそうです。


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