魚種別最適生育環境: Mekasia | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
OPeNBooKが提唱する、デジタルペットの新しいカタチ、MEASIAシリーズの第一弾、Giga-Zigaです。 劣悪な環境に対して強い耐久力があり…と言うよりむしろ、硝酸(HNO3)とアンモニア(NH3)の濃度が メーター振り切ってしまうぐらいの汚れた水こそが、本種にとっては理想的な環境のようです。 Giga-Zigaは 周囲の硝酸を吸収、蓄積していく 生きた浄化槽 のような生物です。 それゆえ 生存のために 常に硝酸を必要とし、水質が清浄化しきってしまうと 絶滅してしまう運命にあります。減少していく硝酸を追加補充し続けなければ、飼育・繁殖できません。 上記のような理由から、水槽内には水草は植えない方が得策です。 Mekasiaオプションディスクに入っているメカ水草も、見た目は嘘っぽいですがしっかり窒素同化作用を持っているので、やはりこれも入れるべきではないでしょう。 また本種は、硝酸を吸収する一方で 多量のマグネシウム(Mg)を放出しています。その量たるや、老成魚で 一日当たり約 6 mg(YKZ-mFOOD 5 杯分に当たります) 本種に付属する餌の「YKZ-mFOOD」も、高濃度のマグネシウムやカルシウム(Ca)を含んでおり、GHを上昇させてしまいます。 気を付けないで飼っていると ドンドンGHが上昇し、最終的にはGiga-Ziga自身の耐久限界を超えてしまいます。注意! 本種はMekasiaシリーズの中で、唯一の卵胎生魚です。 一ヶ月もの間 身重で頑張るRealFishの卵胎生魚とは違い、抱卵日数はたった半日。抱卵した次の日には オマエどっから産んだ?ってぐらい、デッカイ稚魚が 2 匹も 3 匹も水槽の中を泳いでいます。 繁殖周期は短く、産卵可能日齢に達するのが早いので、大きめの水槽で束にして飼っているとネズミ算式に増えて行きます。 Giga-ZigaはMekasiaシリーズの中で、Pufferchromeと並んである役目を担っています。 これは他のMekasiaを飼っているウチにおいおい分かって来るので、それまでは産めよ増やせよで数を揃えておいて下さい。最低でも 50 匹前後は必要になります。 元々Mekasiaシリーズは、「未知の魚を飼って、最適環境を探し出す」と言うコンセプトの元に始まっており、 リリース当初、飼育のヒントに「高GH、高HNO3、高NH3を好む魚」と言われていましたが、実際には 特に注意が必要な条件は硝酸濃度だけでした。 当時、これに鵜呑みにしてしまったがために「Mekasia=悪質環境が好き」という先入観を持ってしまい、後のリリースとなるZ.U.N.の飼育環境を探し当てるのに苦労した、なんてこぼれ話も。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||