魚種別最適生育環境: Real Fish 

〓 エンゼル・フィッシュ 〓
【学名】Pterophyllum scalare var   Marble Angelの成魚
成魚
Marble Angelの稚魚
稚魚
【分類】シクリッド科
【分布】改良品種
【体長】12〜15cm

Temp/℃24.0〜28.0
pH 5.5〜7.5
GH 3.5〜12.0
CO2(mg/l)0.0〜20
HNO3(mg/l)0.0〜5.0
NH3(mg/l)0.0〜2.0
Cl(mg/l)0.0〜0.2
成魚になる日齢180
繁殖可能日齢365
健康度低下開始日齢1460
雌の繁殖周期36
産卵数15〜36
孵化日数3.0
最大孵化率(%)33
喧嘩開始日齢401


 エンゼルフィッシュの改良品種で、全身が斑模様の魚です。個体によっては頭の部分だけが朱色に色付きます。

 水質や繁殖など、殆どエンゼルフィッシュと変わりません。子守り機能・喧嘩機能もちゃんと付いています。

 さらにブリーディングさせ方によって、体色や模様、レッドトップの有無などが変わります。




体色
 体表色素を決定する遺伝形質には、シルバーになる優勢遺伝子Aと、ゴールデンになる劣勢遺伝子aがあります。aとaが組み合わさって 劣勢ホモになった場合のみ、表現型がゴールデンになります。
ノーマル (AA)ノーマル  (Aa)
ノーマル (Aa)ゴールデン(aa)


体の模様
 マーブルエンゼルの特徴とも言える 黒い斑模様は、その体表に占める割合で大きく5段階に分かれます。
 これをを決めるのは 同一遺伝子上にある5種類の形質で、 m0〜m4 の5種類があります。この数字が大きければ大きいほど、斑模様の入り方が強くなっていきます。
 この遺伝形質の間には、互いに優性−劣性の関係が存在し、m4が最も優性、m0が最も劣性で、優劣の関係を不等号(>)を使って表すと、

 m4 > m3 > m2 > m1 > m0

 ということになります。
 二親から受け継いだ2つの遺伝形質の組み合わせのうち、大きい数字の方が優先されて斑模様の入り具合が決定されます。

♀親から遺伝
01234






0
1
2
3
4


レッドトップ
 頭の部分の赤色を作り出す遺伝子は 1 つです。

 この遺伝子は 1〜100 までのレベルを持っており、個体の表現型は、二親から受け継いだ遺伝レベルの合計値によって 3 段階に分かれます。
レベルの合計値
0〜100100〜150150〜200
表現型ノーマル淡赤色濃赤色


  

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