プレイヤーキャラクター紹介 |
プレイ中のPC達
ここに挙げたのは現在TRA.でセッションを組み立てているGURPS 妖魔夜行のPC達です。設定資料が色々あるのでここに色々載せておきます。
イラストギャラリーにも、キャラの全身イラストを載せて置きました。
稲置 恭哉 いなぎ きょうや | |
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向い狐 :稲荷神社にある、鳥居の両脇に控える二体の狐の石像のこと。雄雌一体ずつであり、御神体の守護のために置かれる。 | |
キャラクター解説: 元々恭哉は、埼玉県の上尾にある稲荷神社の向い狐の像でした。御稲荷様を敬う土地の人々の信仰心が集まって、石像に生命を吹き込みました。妖怪化したのは江戸時代の初期なんだそうです。『狐は御稲荷様の使い』という訳で、悪い妖怪の退治や、村人の悩み事の解決をしていたんです。戦後にお社が新しく建立される事になり、御役目御免になったため人間に混じって暮らすようになりました。今でも御稲荷さんにお参りを欠かしてはいないようです。
彼には一緒に妖怪になったもう片方の向い狐のお姉さん、荷上 恭子さんがいます。精神系感知系の妖術に優れた人(←妖怪)で、定住型の恭哉と違って各地を転々としながら時々ぷらりと遊びに(いじめに?)来るとか。 妖怪時の姿は中型犬ぐらいの大きさの白っぽい狐の石像です。見た目にはちょっとゴツゴツしてますが、狐らしく実に滑らかに動くんです。手先が不自由になってしまうので細かい作業は期待できませんが、その分かなりの戦闘力を持っています。撃ち出す火炎と叩き付ける石弾、切り裂く鉤爪のコンビネーションは安定した攻撃力を見せます。石で出来た身体は非常に堅く、生半可な打撃では傷つきません。 彼の弱点は「手先が不自由」「煙が苦手」など、妖怪としての狐のそれを踏襲したものになっており、合わせて身体の組成から来る弱点も持っています。 人間変身すると快活そうな青年の姿をとり、長い髪を狐よろしく尻尾に束ねて後ろにたらしています。多芸多趣味で何でもソツなくこなしますが、実は料理好きだったりします。奇譚社近くにほど近いマンションを借りて住んでおり、同じく妖怪の緋縅が同居(居候?)しています。フリーのイラストレーターをしており、いろんな雑誌や本に挿し絵を描いています。職業柄、生活時間帯が不規則なため、変な時間に奇譚社に顔を出したりします。締め切りに追われて雲隠れ、なんてこともあるみたいで、同居人(←妖怪)の緋縅にとってはいい迷惑のようです。 |
音羽 信隆 おとわ のぶたか | |
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付喪神/オーディオセット :長年に渡り人間に愛着を持って使い込まれた品物が、その「想い」を吸収し意識を持って動き出したもの。 | |
キャラクター解説: 奇譚社のメンバーの中で一番謎が多いのが音羽の生い立ちです。本人は語らないし周りもさして聞こうとしないので、いつまで経ってもよくわからないままです。
人間の姿を取る時には柔和な雰囲気を漂わせた、痩せ気味の中年男性になります。
妖怪の姿に戻ると、レコードプレーヤーやラジオのついた年代物のオーディオセットになります。空中に浮き上がり、口の代わりにスピーカーで声を発し、腕の代わりにケーブルの束で物を掴みます。もっとも、人間から妖怪の姿に戻っても使える能力に差がないので(むしろ手先が不自由になるので低下する)ほとんどいつも人間変身をしています。
その出自からか、彼の能力は音・電気関係のものを多く持っています。最近流行のマルチメディアの波が押し寄せたのか、コンピューター関係にも強くなり、テレビラジオの受信に加えてフロッピーディスクの読み取りまで出来るようになりました。彼の破壊音波は稲置の火炎と並んで、奇譚社でも最高クラスの威力を持っています。ただしいざ戦闘となると打たれ弱さが災いし、後列からの援護射撃にまわらざるをえません。 奇譚社メンバーのOZ(NPC:コンピューターウィルスの妖怪)がソフトウェアのエキスパートならば、彼はハードウェアの専門家と言えます。電子機器や半導体関係に詳しく、パーツの型番からメーカーを諳んじてみたり、基盤を見ただけで何のパーツなのか言い当てて見せます。また非常に耳が鋭く、どんな雑多な音の中からでも聞きたい音だけを拾い上げることができます。現在はそれを活かして音響機器の関連雑誌のライターを生業にしています。機械では割り出せないようなスピーカーの微妙な音の歪みを聞き分けられるので、現場の人からとても重宝がられているそうです。 彼の弱点は機械らしく、水・電気関係に集中しています。ショートするので水気は御法度ですし、定期的に電力を補給しないとバッテリーがあがってしまいます。また、温度が上がり過ぎると今度は熱暴走の危機が待っています。 |
鬼原 刹矢 おにはら せつや | |
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羅刹 :力が強く足の速い、狡猾で残忍な食人鬼の一種。古代インド原産の妖怪「ラクサーシャ」が日本に伝わったもの。悪鬼の総称としても用いられる。 | |
キャラクター解説: 刹矢は人間の持つ残虐性が、食人という形を取って顕れた妖怪です。自身の意識に目覚めたのはかなり古く、戦国時代の終わり頃だったそうです。当時は本能の赴くままに山野を駆け巡り、旅人を襲っては食らっていましたが、悪行を聞きつけた法力僧達によって打ち倒され、江戸城下、降伏寺の本堂地下深くに封印されてしまいます。数年前、お寺の改修工事の際に偶然掘り出され、二度と人を襲わないことを約束に住職に封印を解いてもらいました。今もお寺に居候を続けながら、バイク便や土木工事のアルバイトで働いています。命を救ってもらった上に生活の面倒まで見てもらっているため、住職や家族に対して強い恩義を感じており、忠義を尽くすことを至上命題としています。
刹矢は奇譚社のメンバーの中で、もっとも戦闘向きの妖怪です。元の姿に戻ると、身の丈八尺(240cm)を超える世にも恐ろしげな鬼の姿になります。その高い膂力に裏打ちされた手足の鉤爪は奇譚社随一の破壊力を誇り、人間時に覚えた空手の技と分厚い皮膚のおかげで多少の攻撃ではひるみません。一対一の勝負ならどんな相手にもまず負ける事はないでしょう。また、疾速鬼の名の如く、かなりのスピードで走ることもできます。もっとも、曲がることができないので使いどころは限られてきますが。 逆に人間時の能力はかなり限定されてしまいます。それなりの体格と「オーラ感知」などの便利な妖力を持っているため、足手まといにはならないでしょうが。妖術は全くの不得手で、石のように硬くなって仮死状態になる事ぐらいしかできません。 彼の弱点はお札です。何かの念を込められた紙を身体に貼り付けられると、たとえそれが「家内安全」だろうと「無病息災」だろうと、一切身動きができなくなってしまうのです。また毎日一定量の生肉を口にしないと弱ってしまいます。その為、彼のバイト代の大半は食費に消えて行くことになります。 人間状態では、大柄な筋骨たくましい青年の姿をとります。妖怪時の外見を反映してか、いつも目付きが悪いんです。たいていバイトをしているかお寺にいるかで、そんなに頻繁に奇譚社に顔を出したりしませんが、来ると必ず食い物を漁って、冷蔵庫の買い置きを空にしてしまいます。 緋縅の付けたあだ名:『エンゲル係数120%男』 |
白澄 氷冴 しらずみ いさお | |
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氷男 :白ロシア地方に伝わる氷の精(日本で言うところの雪女)が、人間との間にもうけた半人半妖怪。 | |
キャラクター解説: 白澄は世にも珍しい後天性の半人半妖怪です。彼の父親がソビエト時代のシベリアで氷の精に出会い、一目惚れしてプロポーズして日本に連れ帰ったのです。彼らの間にもうけられたのが白澄です。産まれた時は正真正銘、れっきとした人間でした。妖怪化したのは中学二年の時です。交通事故に遭い、生死の境をさまよいました。いよいよ危篤状態に陥った時に、母親が自分の体内から妖力の源になっている氷の核を白澄に移したのです。妖怪の持つ旺盛な生命力のおかげで一命を取り止めますが、母親は融けて消滅してしまいました。白澄の方も、無理に妖怪の器官を人間に移植したために余波で身体が変質し、妖怪化したのです。
妖怪時の姿は氷でできた殻を纏った人間で、背中から水晶ともトンボの羽根ともつかない翼が生えており、これで空を飛ぶことができます。氷と天候に関係した妖術が使えて、相手を氷漬けにして動けなくさせることもできます。戦闘では氷の刃を投げつけて牽制し、味方の攻撃を補佐します。 氷の妖怪らしく、弱点は熱です。気温が高すぎるとそれだけで弱ってしまいますし、いろいろな妖力妖術も使えなくなります。また、母親から受け継いだ核が胸の奥にあり、これを破壊されると妖力を失ってしまい、死んでも復活できません。 白澄は人間時に一番活躍するタイプです。私立探偵と言う職業柄、盗賊系や社会系の技能を数多く修得しており、情報収集や探索に力を発揮します。裏の事情にも精通しているでしょうから、揉め事の解決にはうってつけです。色白の青年の姿を取り、いつも涼しそうな顔をしています。音大生の恋人がいて、良く二人して一緒に行動しています。クールを装っていますが案外に熱血屋で、特に彼女が絡むと後先考えずに突っ走り、一人で罠にハマる事がよくあります。現在は父親と二人で江古田(豊島区)に探偵事務所を開いています。仕事はピンキリですが警○庁とコネがあり、けっこうヤバいヤマも手がけているようです。 緋縅の付けたあだ名:『かき氷製造機』『歩く十徳ナイフ』 |
十代露 希有 ちょろ きゅう | |
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付喪神/チョロQ :長年に渡り人間に愛着を持って使い込まれた品物が、その「想い」を吸収し意識を持って動き出したもの。 | |
キャラクター解説: 現在奇譚社に所属しているメンバーの中で、外見、中身共に最年少なのが千代露です。
千代露が妖怪化したのは十数年前のことです。元々は何処にでもある普通のチョロQのおもちゃで、雑司ヶ谷(豊島区)に住む男の子のお気に入りでした。彼は早くに両親を亡くし、自身も病気がちでした。その子がある冬に肺炎を引き起こして死んでしまったのです。男の子の生きていたいという「想い」、孫の死に悲しむ祖父母の祈りが仏壇に乗っていたおもちゃに吹き込まれ、初七日も過ぎた頃に意志を持って動き始めたのです。元の男の子とそっくりな千代露に最初は驚いた祖父母ですが、孫の生まれ変わりと考えて育てていくことに決めました。 人間変身すると、小学校に入りたてぐらいのやんちゃそうな男の子になります。これは死んだ男の子の外見が元になっています。もちろん学校には行っていませんから、午前中は家の中に居て午後になると遊びに出かけていきます。よく秋葉原のゲームショップで、ゲーセン荒らしよろしく店頭に置いてある新ゲームを片っ端から遊び倒しているようです。時たま奇譚社にやって来てコラムなどを(情緒的なところはともかく、頭の中身は20越えてますから)書いています。結構好評のようですが、書いているのが6歳のがきんちょとは誰も知りません。 妖怪時の姿はそのものズバリ、おもちゃのチョロQです。パッと見では本物と区別が付きません。身体が小さいことを利用して、隠れての盗み聞きや尾行などを得意としています。また、思考感知、状態感知となどの知覚、感知系の妖術を高いレベルで取得しており、聞き込みなどの時に効果を発揮します。逆に肉体的なことはまったく苦手で、攻撃力、防御力ともに奇譚社のメンバーの中では一番低く、とても戦闘には参加できません。 千代露は弱点もユニークなものが揃っています。元が元ですから、後ろ向きには進めませんし、週に一度は死んだ男の子のお墓参りに行かないと存在が薄れて消えてしまいます。また、非常にねぼすけで、一日の半分近くを眠って過ごしています。 |
緋縅 ひおどし | |
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しん :幻を自在に操る中国原産の妖鳥。水と雷をつかさどり、雉の頭と翼を持った龍の姿を取る。 | |
キャラクター解説: 奇譚社のメンバーの中でも一風変わった生活を送っているのが緋縅です。本人の記憶では、江戸中期に中国から卵の状態で日本へ持ち込まれました。貿易商が大名にでも献上したのでしょうか? 蜃の卵は雷を呼び寄せ、その力を蓄えて孵化します。緋縅の場合、あまりに丁寧に扱われ過ぎて力が十分に貯えられず、ただの雉として産まれてしまったんだそうです。もはや用なし、と山に捨てられて普通の鳥らしく生きていく筈でした。ところがある大嵐の日に雷に打たれ、蓄えの帳尻が合って改めて妖怪として覚醒しました。そのためか彼女は一般に言われる蜃と違って水との関わりがいくらか薄く、代わりに自在に雷撃が放てる様になっています。
妖怪時には、鹿の角と鳥の翼を持った体長3m程の龍の姿になります。その出自のとうり、幻系の妖術を得意としています。特に幻覚の妖術は抜群の性能を誇ります。その他にも、手頃なサイズの水面を門として使って離れた場所へ一瞬で移動することもできます。全般的にフィールドでの探索や撹乱に向いた力を持っていると言えるでしょう。 人間時には十歳前後の女の子の姿をとります。子供のナリはしていますが、外見の年齢に比べて大人びた、どこかしら冷めた顔つきをしています。かなりの毒舌家で、稲置以外の奇譚社のメンバーはたいがい、彼女に付けて貰ったあまりありがたくないアダ名を持っています。 また、人間以外にも小型の雉の姿をとることができ、普段はこの姿で生活しています。本人が主張するにはこっちが本来の姿なんだそうです。「無言の会話」の妖力を持っているので会話はできますが、端から見たら話す相手が「鳥に話し掛けるアブナイ奴」にしか見えないのが難点です。最近和菓子の味を覚えて、お茶の時間の時だけ人間変身しているようです。稲置のマンションに同居しており、普段はリビングに置いてある鳥カゴの中で暮らしています。内側からも開くようになっているので、勝手気ままに散歩に出かけているようです。 彼女は一定期間毎に小鳥を食べないと死んでしまいます。伝承の通り燕が好物なのですが、今の東京ではそうそう御目にかかれないため、仕方なく鳩や雀で我慢しているようです。高い知覚力を持っていますが、そこは鳥目の悲しさ、周りが暗くなると自慢の感覚もかなり衰えてしまいます。 |
御山 駒麗 みやま こまり | |
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黒天馬 :中国原産の龍馬と古代ギリシャ原産のペガサスの血をひく父親と、炎を治める霊馬を母親に持つ、漆黒の有翼馬。水との関わりが深い。 | |
キャラクター解説: 駒麗は両親共に馬の妖怪という、いわば馬妖怪のサラブレットです。元は東北地方出身で、産まれたのは明治の初め辺りだそうです。父親は中国から渡ってきた龍馬とペガサスの混血で、母親は実家の方で奉られていた炎を自在に操る能力を持った霊馬です。
妖怪時には肩から鳥の羽根を生やした比較的小柄な黒馬の姿をとります。頭部に角の名残があり、額にうっすらと銀の飾り鱗が生えています。翼を打ち振るって空を自由に飛ぶことができ、人間二人分ぐらいの重さなら軽々運んでしまいます。母親から譲り受けた炎中和の能力は強力で、小さな火事ぐらいなら一瞬で吸い込んで消し去ってしまいます。戦闘時には水撃による中間距離からの攻撃と、激風による味方のフォローを行います。 人間の姿は細身で黒目がちな二十歳前後の女性の姿になります。典型的な日本美人、といった感じですか。表向きは大学生ということにしてあり、気に入った授業がある日には○稲田に足を運びます。(学籍は置かずに講義に潜り込んでいます)また競馬に強く、大きめのレースがある日にはたいがい赤鉛筆片手に競馬場へと出かけて行って荒稼ぎをしています。人間社会に出てきた頃の生活をそのまま続けてきているためにかなり古風なところがあり、コンピュータなどあまりは触りたがりません。少し直情傾向にあり、プライドが高いこともあって相手構わず食って掛かることがよくあります。 駒麗も、緋縅と同じく妖怪、人間以外の姿にも変身することができ、黒い毛並の日本馬の姿をとります。目立ち過ぎるので都会のド真ん中ではあまり意味がありませんが、思わぬところで役に立つかもしれません。 彼女はかなり頻繁に水浴びをしないと、炎中和で取り込んだ熱が溜まって倒れてしまいます。また、蹄に蹄鉄を打たれてしまうと妖怪基本セットを含む全ての妖力が使えなくなり、只の馬と変わらなくなってしまいます。 |
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