駄仙遊撃録・番外編


TRPGをやった事のある方ならどなたも覚えがあると思いますが、セッションには脱線話というやつがつきものですね。雑談ばかりやってるのも問題ですけども(笑)。
「駄仙遊撃録」セッションにおけるそのようなおふざけ話のうち何割かはリプレイにも収録されていますが、ページの都合で削られてしまうものもまた数多く存在します(TRA.のリプレイ本はただでさえページ数が過積載ぎみなので、毎回どこをどうシェイプアップするかにかなり頭を悩ませています)。
このコーナーでは、そんなしょうもない雑談の一部を蘇生させてみました。
…え、させるなって?



〜巻ノ壱・風姿花伝編〜


●始めに言葉ありき
(当時は「ちょべりば」ってまだ死語じゃなかったんですね〜)

針山:「言葉に重きを置く」のは厭魅・厭勝の戒律だったよな。
艶紅:つまり、ら抜き言葉の使用にうるさいんですね。
靄夏:「もうちょべりばー」とか言うと殴られる。
針山:その一方で、めったに洞から出てこないもんだから、未だに「ナウい」とか死語を使ってしまう仙人もいたりして。
GM:「うっわーモテモテー」とか「当たり前田のクラッカー」とか(一同爆笑)。
乂孑:(GMに)あんたいったい何歳や?
GM:だからね、言葉を保存するためにその時代の言葉を覚えた厭魅・厭勝を洞の中に閉じこめておいて、外部と接触させないようにしとくわけ。で、百年くらい経ってから、「どれくらい言葉が変化したかなー?ていうわけで開けてみるんだよ。
靄夏:百年ものとか二百年ものとか、順番に部屋の中にしまわれているんだな。
義徳:ボケるって。
GM:千年くらい昔のを取り出してみると、もう会話が通じないんだよ。
靄夏:で、「これだけ言葉が変化したんだな」てのがわかるのか。歩くロゼッタストーン状態。
GM:近い時代同士の人ならまだ少し言葉が通じるから、大昔の人と話そうと思った場合には、一つ前・もう一つ前…て順次翻訳してもらって意思の疎通をはからなきゃいけない。
針山:ぜったい、伝言ゲームで内容おかしくなるな。



●見知らぬ天丼

針山:寿命がもったいないから算命盤持ってないんだよ、俺。
乂孑:寿命わかっても楽しくないやん。…算命盤もらって、残り寿命がわかった途端に「あ、0だ」
靄夏:それを獲得するための9ヶ月で寿命が切れるというのがやはり王道だろう。
針山:「やったあ、念願の算命盤!」とか言ってさ。
乂孑:「さあ、残り寿命いくつだろ?わくわく」
GM針山:じゃらじゃらじゃら…
針山:チーン!チーン!チーン!て、上のケタからゼロがはまっていって…1の位にチーン!て入った瞬間にぱたっと倒れてご臨終。
GM:「何でも鑑定団」風ですな。
乂孑:いや、チーン!チーン!チーン!…(手を合わせて)ちーん。