央華封神
ファンタジー系TRPGルールの中でも、一風替わったノリとシステムを持つ央華封神。
往年のダンジョンバスター型のシステムとは違って PC達の目的は金銭では無く、己の徳値の上昇=人助けと冒険行為それ自体である。
PCが大道と戒律に縛られた仙人と言うことで、行動の指針が立て易い分ワンパターンなシナリオ運びになり易い。(デザイナー側がそれを奨励しているフシもあるが)
丁々発止のやり取りを楽しむお約束ゲーとも言えるが、キャラクターポイント制のゲームのように「端から推奨行動が逐一決められていて、ルールブックがプレイヤーの鼻を括って引き回す」程あざとくは無い。
それよりは自分の選んだ戒律を行動の指針に立てる、熟考型ロールプレイのゲームと言える。
このところのTCGや次世代ゲーム機の波に乗り、「央華封神TCG」や、「DC版 央華封神」と言ったタイトルがリリースされている。
国産文庫版のクセに、ルールブックの入手が絶望的に困難なことで名を馳せていたが、Y2K夏に増補改訂版が出版されると言う情報もあり、まだまだ地力は有りそうである。
……とか言っていたら発売が延びて来年2月以降、とか言う話に。
このままズルズル延びてって自然消滅、と言うパターンにならない事を切に祈るばかりである。
……などと失礼な事を書いていたら、ちゃんと4月に発売。めでたしめでたし。
と、喜んだのも束の間、初版部数が少なかったのか 現在では全国的に品薄状態に陥っている模様。
うーん、常にオチをつけてくれるルールだ。
駄仙遊撃録
'98の春から、央華封神のセッションを始めました。
古代中国が元ネタであると言うことに固執する事無く、一風変わった無国籍な香り(某J○MP連載の封○演義の様に)のするシリーズになるんじゃないかと思ってます。
プレイヤー側も持ちキャラを作る事に慣れて来た事もあり、初回からかなり走ったプレイとなりました。
「お寒いコンビ」とか「10歳の身体に58歳の欲情」など、爆笑を誘う発言が飛び交い、とうとう「脱線夕餉記録」なる、別コンテンツまで出来上がってしまいました。
今後もこのテンションを保ちつつ、突っ走っていく事でしょう。
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