GM | 最初は各自バラバラにスタートしたいので…始める前に、みんなダイス一個ずつ振ってみて。同じ数値が出た人たちは、あらかじめ知り合いということにしておきます。
(結果、艶紅と針山・義徳と靄加が同値になる)
顔見知りといった程度の知り合いね。お使いで他の洞へ行った時に顔を合わせたとか、仙人の宴会へ師匠のお伴でひょこひょこついて行った時に会ったことがあるとか、そんな感じ。 |
靄加 | まあ駆け出し仙人は要するにパシリだからな。会ったことあるけど忘れてたりして。 |
GM | それでもよし。…というわけで本編。どういう順番でいこうかな…座ってる順でいいや。はい艶紅から。君のお師匠様はどんな感じの人? |
艶紅 | えーと、女の方。ちょっと年増の、いかにも仙女さま〜って感じのお人です。 |
GM | (艶紅に)君が毎日の修行に励んでいた某月某日のこと…ちょうど季節は今くらい。 |
靄加 | 春先ですね(※これをプレイしたのは3月13日)。 |
GM | 君はお師匠様から呼び出しをくらいます。 |
靄加 | 「職員室まで来なさーい!」…いや職員室ならまだいいけど、体育館裏とかだったら嫌だなあ。 |
針山 | 伝説の木の下に呼び出されて、行ってみると番長が待っている(笑) |
艶紅 | とりあえず呼ばれたので行ってみます。はい何でしょうか? |
師匠 | 「ああ艶紅、ちょっとお使いに行ってたもれ」 |
艶紅 | はい、かしこまりました。で、何を? |
GM | 「これがお使いのメモ」と言って、一枚の符を渡される。どんな文字が書いてあるのか君には見えないよ。きっと何か口訣を唱えると文字が出てくるんだろう、という感じの符だね。行き先は、央華の真ん中あたりにある「渓奉湖」という湖。「そこに湖の番人がおるから、番人にその符を渡すのだ」 |
靄加 | やっぱり番長が待ってるらしい。 |
師匠 | 「おそらく何か替わりに物を渡されるであろうから、それを持って帰って来るように。ただし…ズルはしてはいけない。これは修行であるから」 |
艶紅 | はい?(笑)あのー…それはどういう意味なのでございましょう。 |
GM | お師匠はそこまで言うと、「では行ってこい」と言って引っ込んでしまう。 |
艶紅 | はーい。行ってまいりまーす。…ズルはいけないって、どこまでがいけないんだろう。とりあえず風火輪はいいのかなあ? |
|
GM | はい、乂孑の番。同じく師匠に呼ばれて… |
乂孑 | おはよーございます。 |
GM | ちゃっちゃか来る。するとお師匠様いわく、「お前もそろそろ使役獣が四匹になったことだし…」 |
靄加 | 「身を固める頃じゃないか?」てなわけで人生の墓場へレッツゴー! |
乂孑 | コブ付きでもらってくれる人おるんかいな。 |
針山 | (使役獣四匹のキャラシートを並べて)さあ、どの娘にする!?(笑) |
乂孑 | よりどりみどり、ときめき状態(笑)…じゃなくってえ。 |
師匠 | 「動物たちもかなり薬漬けでドーピングさせたようだし、ヤクもたくさん用意したようだし」 |
靄加 | やばいって、そういう表現は。 |
師匠 | 「洞奉仕を58年もしたことだし」…やーい年寄りー。(師匠のセリフに戻って)「そろそろ外の世界を見てきたらどうだ。外の世界でちゃんとやっていけるかどうかのテストも兼ねて、渓奉湖の水玉を取ってこい」 |
乂孑 | すいぎょくー?それなあに。 |
GM | ああ、師匠に聞く?すると「仙宝を作るときに必要な材料だ」とのお答え。「気をつけて行ってくるんだぞ」と送り出してくれる。 |
乂孑 | はーい行ってきまーす。(使役獣に)みんな行こー、ぶひぶひ。…いやうそうそ、ぶひぶひ鳴く奴はいない。 |
靄加 | まさか、本人の鳴き声がそれなのか? |
GM | えっ、その設定はGMも知らなかった(笑) |
乂孑 | だからうそだってば〜。 |
靄加 | どうやったらあなたにかけられた魔法が解けるのかしらね、て感じ。 |
|
針山 | というわけで、次は私か。 |
GM | はい、お師匠様に呼ばれます。 |
靄加 | その前に…彼はどういうキャラクターなの? |
針山 | 2パターン考えてどっちにするかまだ決めてないんだけど、どっちがいい?(とラフ絵を見せる) |
靄加 | 個人的に右の方が好みだったりするなあ、あっはっは。(※週刊ジャ○プに連載していた某漫画に登場する黒装束つり目妖怪少年…ちなみに靄加のプレイヤーのひいきキャラ…に似ている) |
GM &艶紅 | こっちの飛○君の方か。 |
針山 | ただ○影君にすると問題があるのはだな…央華における風水・卜占の仙人の鉄則として「半袖・半ズボンでなければならない」というのがあるのだ! |
靄加 | えっそんなのあったっけ? |
GM | ないないない。信じないように。 |
針山 | まあ半ズボンは冗談にしても、飛○君の方が楽は楽なんだ。ただこいつ(と乂孑のシートを指す)と背恰好が似てしまう恐れがある。二人ともガキだから。 |
靄加 | 彼の方はいくつくらいのガキなの? |
乂孑 | 俺は12くらいだよ。 |
針山 | じゃあそれより一回り上になるのか、俺はどう低くても15以上だから。 |
靄加 | ちょうどいいじゃん、○影君の方で。 |
GM | あっちは小学生、こっちは中学生ってところだな。だからちょうど、バタフライナイフを持って人を刺したくなる年頃なんだよ(←やばい時事ネタ)…ではでは、君はお師匠に呼ばれまして。 |
針山 | 風水・卜占の常として、何を言ってものらりくらりとかわすような人だろう。 |
師匠 | 「ひとつ聞くが、お前もそろそろ外の世界を見てみたいと思ったりはしないか?」 |
針山 | そのような気もしないではないですねえ。 |
艶紅 | イヤな師弟だ。 |
GM | 歪んでる〜! |
針山 | 師弟で腹の探り合い。 |
師匠 | 「そろそろ雪も溶けて暖かくなってきたことだし、外に遠足に行けば楽しいだろうなあ」 |
針山 | なるほど、いろいろ用意をしなければなりませんなあ。先立つものがありませんと。 |
乂孑 | それって「先立つ不幸」のこと?(笑) |
師匠 | 「安心したまえ、ちゃんとこのまえ『師匠の一筆』を渡したではないか」 |
靄加 | つまりその分パシリをやれと言ってる気がするな。 |
師匠 | 「おお。丁度いいことにたった今、私の用事を思い出したぞ」 |
針山 | ほほう、それはそれは。わたくしめでお役に立てるものかなあ? |
師匠 | というわけで、君の場合も字の見えない符を渡される。「渓奉湖という所に行って、これを番人に渡してくるように。それがお使いだ」 |
靄加 | ところで彼って、符とか読める洞統じゃなかった? |
GM &針山 | そうだけど、師匠の書いた符なんだから最低でも仙術行使が15以上あるわけで…(笑) |
乂孑 | で、難易度との数値差が10以上あると自動的に失敗扱いになるというルールがある。 |
靄加 | まあそんなとこだろうと思った。 |
針山 | で、符をもらったはいいんだけど… |
師匠 | 「大丈夫、私の仙鳥を貸してあげよう」 |
針山 | 申し訳ございません。 |
GM | というわけでばっさばっさと出かけます。ところで…君の師匠、禁呪も使えることにしていい?それだと乗騎が鳥になるから。 |
針山 | いいよ。もともと俺、そのうち禁呪も覚えるつもりだし。 |
GM | 風水・卜占だと、乗騎が魚になっちゃうんだよね。 |
靄加 | そう。彼ってもしかして魚に乗って来るのかなって、ちょっと期待してたんだけど(笑) |
GM | しかも速度は徒歩並み。 |
針山 | 魚はやはりピラルクか? |
GM | だーかーら、マンボウだってば! |
靄加 | それで、人が歩くくらいの速度で飛ぶのか。 |
艶紅 | 可愛い! |
靄加 | タイヤキも捨てがたいけどな。…ちょっと待て、タイヤキって魚か!?(一同爆笑) |
GM | 疲れてる疲れてる。 |
|
針山 | …というわけで、最後はそこのノッポさん(厭魅・厭勝の意)の番。 |
義徳 | はい。 |
GM | 君の師匠は今日も「できるかな」に励んでます。 |
乂孑 | あ、師匠がノッポさんでこの人はゴン太君なんだよ。 |
靄加 | じゃあ彼は師匠の傍で「ノッポさん、僕にも作って〜」とか言ってるわけか。 |
針山 | いや、そのセリフはオフで入るだけ。本人はゴフゴフ言うしかできないんだから(笑) |
GM | 義徳くん、君も同様に師匠に呼ばれまして。 |
義徳 | (堅苦しい口調で)はっ、師匠。 |
GM | 師匠の傍では、紙で作ったきれいな姉ちゃん兄ちゃんたちが身の回りの世話をしている。 |
靄加 | パラッパみたいにひらひらしてるの? |
乂孑 | 実は真横から見ると見えなくなる。 |
GM | フフフ、気付いてない気付いてない! |
靄加 | 気付くよ!(笑) |
義徳 | 師匠も二次元だったらどうしよう(一同爆笑) |
GM | 実は師匠も紙兵衛だったりして。…いや、それはおいといて。師匠いわく「そろそろ外も暖かくなってきたな」 |
義徳 | (同様に堅苦しく)はっ。 |
GM | …そういう性格なの? |
靄加 | 嫌なゴン太君だな。 |
針山 | なんか、後ろに日昇旗を掲げたゴン太君って感じ。 |
靄加 | 「自分はゴン太二等兵であります!」 |
師匠 | やめてよ、この人の名字「鯤」なんだから(笑)…「実はこれからある仙宝を作りたいと思うのだが、材料が足りんのだ。私は作業を続けるので、お前が取ってこい。急いで帰って来いよ、新米のお前でもできるような簡単な仕事だから」 |
義徳 | 承知いたしました。 |
靄加 | 信用されていないな。もしかして紙兵衛より信用されてなかったりして。 |
GM | それを言ったら、師匠の作る紙兵衛に取りに行かせた方が絶対に早いって。 |
乂孑 | いや、きっとこの人はダミーなんだよ。紙兵衛の方が、実は本命。 |
師匠 | 「渓奉湖という所へ行って、そこの番人にこれを見せるように」…この人の場合は洞統が厭魅・厭勝だから、紙に書いたお使いメモを渡されます。これはちゃんと筆で字が書いてあって読むことができる。「水玉をくださいな」て内容。 |
靄加 | 「命が惜しければお前の水玉を差し出せ!」とか、すごい挑戦的な文が書いてあったら持って行きたくないな。 |
乂孑 | いや、手紙を開けると「前略。中略。後略」 |
GM | で、「草々」でおしまい(笑)…しかも番人がそれ受け取って読んで、オッケーオッケーって水玉渡してくれるんでしょ。 |
乂孑 | それはすでに別動隊の紙兵衛が到着してるせいなんだってば(笑) |
かくしてそれぞれ出発する邪仙、もとい若仙一同であった。
…と 言う訳でこの続きは本誌でどうぞ。 |