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（2002年頃？）

実家に帰った時、する事がなかったのでヒマつぶしに描いたらくがき。
…をCGでいじって、封筒をスキャニングした画像の上に乗せてみました。
ベースに使っている封筒はイタリアで買ったもので、内側にきれいな模様の中紙が貼ってあるのですが、
その模様が少しだけ封筒の表に透けて見えています。

鳥というのは、どうも「魂を運ぶもの」とか「死をもたらすもの」というイメージがあります。
半分あっち側の存在という感じ。
翼があるからというのももちろんその理由ですし、哺乳動物に比べて顔の表情が
乏しいせいもあるかも知れません。
ヒエロニムス・ボッスの絵画に出てくる鳥類は、そういう無表情さというか
「無垢ゆえの異質感」みたいな、得体の知れない気配をリアルに捉えていて好きです。

もしかするとそのへんの話は、先日の押井守氏の映画のテーマだった「イノセンス」という事と
イコールなのかもしれない。