空の博物誌
(2005.MARCH)

最初はノートの表紙の裏に描き始めたらくがきアナスタシアだったのが、
いろいろ手を入れているうちにこんな感じになりました。
なので全体の構成にはあまり必然性はないですが、以前から「空に浮かぶ島」
という要素が前面に出た絵を描きたかったので、とりあえず描いていて楽しかったです。
背景のモデルは「ピレネーの城」だ。わかりやすい。

全体の色調が黄色っぽいのは最初から狙った効果ではなく、線画を描いたノートの表紙の厚紙が
黄色味を帯びていたためですが、それなりに雰囲気として生かせたかな?と思います。
 あと、一番苦労したのは実はアナスタシアでも背景でもなく、アナスタシアが座っている
 遺跡っぽい石塊の彫刻の文様でした…(アカンサス文様というらしい)。
 よく西洋建築などで見かける装飾なのでちょっと描いてみようと思って挑戦してみましたが、
 いざやってみたらめんどくさいわ難しいわで、「こういうのは慣れで描けるように練習しておかないといかんなあ」と
 改めて思った次第です。




■■糸玉を辿る■■