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(2005.JUNE)
リザードマンのつもりで描いていたものの、ちょっと竜っぽい雰囲気になった気もします。
でも左利きである点で、さりげなく「これは竜でなくリザードマンだ」と主張してみる。
こういう半人半獣のモンスターを描く場合、「人間らしさと異生物らしさが
どのくらいの割合で折衷している姿にするか」というのも、迷い所であり楽しい所でもあります。
リザードマンと言えば、私の中ではまず第一に「ダンジョンマスター」のヒッサーの名が挙がります。
(能力も高く、ダンマスのキャラの中では人気があった方なのではないでしょうか)
それからDC版「ソウルキャリバー」でもリザードマンが大好きで、
自キャラとして一番よく使っていました。
ソウルキャリバーのリザードマンは基本性能がソフィーティアと同じで、
しかもソフィーティアは割と使い勝手の良い能力に設定されていた
(=リザードマンも使いやすいキャラだった)気がするのですけども。
では「ねえちゃんとトカゲ、使うならどっちがいい?」という事になると、私としてはトカゲを使っていたわけです。
ところで私はキャリバーのリザードマンを最初に見た時、「右利きなのが残念だな」と
半ば冗談まじりに思っていたのですが。
のちに設定資料集を買ってみたら、その本の中でスタッフの方が
「もともとリザードマンは左利きキャラとして考えられていたのですが、都合で見送られてしまいました」
とコメントしていて、ああやっぱり制作サイドも左利きにしたかったんだ…と微笑ましくなってしまいました。
ん?でも「リザードマンを左利きに」というのは、版権とかの問題はないのだろうか。
と一瞬思ったのものの、よく考えたらソウルキャリバーはドルアーガと同じ会社のゲームなので、ぜんぜんOKなのですな。
そういえばソフィーティアも最初「あ、ワルキューレだ」とよく言われていたらしいですが、
ワルキューレもやっぱりナムコのゲームなので、これも権利上は問題ない。
……という事実に気付いた時、「ゲーム業界に参入して数年かそこらの新参とはわけが違うんだよ」みたいな、
老舗ナムコの底力を見た気がしました。ハイ。