荒ぶる風神
(2006.FEBRUARY)
ヴァリトラとじじい。
ヴァリトラはゲームの中だと雷のステータスに威力が左右されますが、
名前の元ネタが暴風の神様なので、どうも「雷」より「風」のイメージが強いです。
バハラグの神竜たちについては、「神様なのに自分勝手で浅はかな所に呆れた」
という意見をときどき見かける気もしますけども。
個人的には、神竜たちの無慈悲で横暴な所も、ある意味でとても
神様らしいのではないかと思います。
「辛い時にすがれば助けてくれる神様」というのではなく、アニミズム的な災害神や
菅原道真(変な例えだ)のような「おまつりして鎮めないと災いを為す神様」っぽい感じかな。
どちらかというとキリスト教みたいな神様でなく、神話の神様に近い気がします。
バハラグファンブック78頁のイラストのコメントで、加藤洋之氏&後藤啓介氏が
「竜というのは、自分を守ってくれる守護霊的な所もあるけれど、気を抜いていると
自分の生命の輝きをぶん取られて、ついには殺されてしまう。
そんな、つきあうのにはかなりの覚悟がいる友であるというイメージで、この絵を描いてみました」
ということを書かれているのですが。
まさにこれ、バハラグの神竜の事をすごく的確に表現した文だと思います。
さすがゴカトー氏だ…。