絶望という名の迷宮
2004.7.9


むずかしいダンジョンにて。
たぶんこの場面の数秒後、キングオブペインの眼前の光球がドカーンとか炸裂してゲームオーバー。

キングオブペイン好きだ!
最強モンスターの座に恥じない名前がいいです。世のあらゆる苦しみの権化という感じ。
ドット絵をいくら凝視しても、どこがどういう体の構造になっているのかさっぱり不明ですが
そんな所も異質な感じがして好きです。
(生物というより、建築物や人工物のようにも見える…)
実際にはキングオブペインよりも、むしろ前座のオーバーロード軍団を突破できるようになるまでが
ぶ厚い壁という感じだったりもしますけれど。


まあこのゲームは負けてもそのまま続行して再挑戦できるあたり、ビュウ達のしぶとさというか
「きれいに死ぬより這い上がってでも生きねばならん」みたいな様子がいいなと思います。
というかそのくらいの気概がなかったら、そもそも序章で粉砕されたあと話が始まらない。
 バルクレイも「この世界では戦いに負けても諦めてはいけない。ヤケにならない事が肝心」
 みたいな事を言っていますが。
 彼らにとって克服すべき最大の敵・死に至るもっとも致命的な病とは、つまり絶望であるのかも知れません。
 (バルクレイのこの言葉は、単にシステム上のヒントをプレイヤーに与えるためのセリフなのでしょうけども
 なかなかいい事を言うものだ…)




■■糸玉を辿る■■