■■ モンサンミッシェルでICO気分に浸ってみるツアー ■■ モンサンミッシェルについては、以前にもトップ記事で 全体写真を載せたことがありますが(→こちら) 今回は島の上で撮った写真を選んでみました。 島内の建物の高い所から、海の方を見た景色。 上の方に黒っぽい点が写りこんでいるのは鳥のシルエットなのですが、 この解像度で見ると何だかわからないと思います。 メインストリート。 「山形の島に沿って、いくつも建築物をくっつけていったらこうなりました」 みたいな建物なので、内部は高低の変化が激しく、ドラマチックな構造になっています。 そういう所が結果的に「ゲームのステージみたい」という印象の景観になっているのかも知れません。 建物の上の方には、木製の巻き上げ車がありました。 確か、「低い所から物を運び上げるのに使われていた装置です」と ガイドさんが説明してくれた記憶があります。 いかにもゲームや映画などの中で、ギミックとしてこういうのが出てきそうな感じ。 ヨーロッパの聖堂の建設風景を描いた中世の絵を見ていると、このような木製のクレーンが しばしば画面内に登場します。 ピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔」は、そういう情景を描いた絵画の 集大成的な傑作と言えるでしょう。 はるか下に、砂浜に建つ小さなお堂が見えました。よく見るとお堂の左に人がいます。 このあたりは遠浅の砂浜なので、潮の干満によってすごく様子が変わります。 現在は島と本土をつなぐ舗装道路ができているのでどんな時間でも交通に不便はありませんが、 昔は満潮時には島全体が海に閉ざされてしまい 干潮時でないと徒歩での行き来ができなかったとか。ロマン大爆発。 ICOをプレイした後でこの写真を見ると、スイカを探したくなる気分。 余談ですが、「ワンダ」のフィールドの南西・地図で言うとB5あたりの砂浜に降りると スイカを探したい気分になる人が多いらしいです。私も例外ではありません。 ICOの「石柱」のセーブポイントの近くにこんな雰囲気の場所があったような。 「ICO」はとにかく高所恐怖症なゲームだ…という噂は事前に聞いていたのですが、 私は高い所は割と平気だという自負があったので(幼少時には自宅が14階建マンションの13階でした) 最初のうち、ヨルダが幽閉されている螺旋塔を昇りつつ 「あ、高所恐怖症な人にとってはこういうのが怖いんだろうな、でも私は平気だな」 とかなんとか、正直ちょっと侮っていたのです。 ところがゲームが進むにつれ、そんなぬるいレベルじゃない場所が出るわ出るわ…。 石柱エリアや給水塔エリアに至っては、私もすっかり雰囲気に呑まれて 「怖いー!もうやだー!こんなとこ長居したくないー!一刻も早く足下にちゃんと地面がある所に行きたいー!」 と泣きが入りそうになりました。 ■■糸玉を辿る■■ |