526日号





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BAROQUE主人公擁護委員会バナーなど作ってみてしまったり。

今回のトップ絵は、前回に続いてローマ聖天使橋の彫像その2。
これは、言うまでもなくイエスの受難具の中で最も有名な品である十字架を手にした天使です。
外国に行くと、しばしばカトリックの寺院で「イエスが磔刑にされた十字架のかけら」というのを大切に保管しているのを見かけます。で、全世界の教会で保管されている「十字架のかけら」なる木片をすべて集めると、人一人を磔にするものとして想定できるサイズの十字架の、実に数百倍とかいう体積になるのだそうな。
「薔薇の名前」の中にも「それらがみな本物ならば、われらの主は二本の交差した木片に打ちつけられたのではなく、ひと山の森の材木を使って磔になったことになるだろう」というウィリアムの台詞がありましたが。
ともかく聖遺物を希求する人々の思いを物語るような、なんとなく微笑ましいエピソードであります。
「義経の墓」っていうのがいくつもあるのと同じようなものですね。

…で、聖天使橋の天使は10体いるわけだけど、このシリーズ10回続けるつもりなのか自分?(苦笑)。









■■糸玉を辿る■■