629日号









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TRA.のギャラリーに置いてあったアナログ絵をこっちに移送し、「物質的被造物群集積所」を作りました。なんだか「パッヘルベルのカノン」みたいなレイアウト。今回のは、800×600でないブラウザで見ても崩れないように工夫してみたつもりなのですが。
新しく追加した絵が一枚ありますので、前からあった絵は見飽きた(笑)という方もどうぞ。
「鐘楼」のお知らせもちょっとだけ更新しました。

近いうちに、このトップページ記事のバックナンバーコーナーを作ろうかと準備中。あと、だんだん記事が増えてきたので案内板とかあった方がいいのかな…。クリッカブルマップを使ってみたいらしい自分。
やる予定のことは山のようにあるのですが、山積みにしているうちに何やるつもりだったか忘れそう(おい)。


さて今回のトップ絵は、美術書の写真みたいに綺麗に撮れたのでお気に入りの一枚。やはり自然光だとうまく撮れるものです。ルーブルにある、ミケランジェロの「瀕死の奴隷」。あちこちを巡回してここに辿り着いた頃には日が西に傾き、展示室内に黄昏の光がいっぱいに入っていました。
数年後、大学に入ったら石膏デッサンでこれ描かされましたけど(笑)。
しかし、ミケランジェロが同性愛者なのって作品見たら一発でわかりますねえ。「こいつ絶対、女より男の方が好きだろ」って。しかも女の子みたいな美少年が好きっていうんじゃなくて、筋骨逞しいマッチョを愛する本格派(何だそりゃ)に違いない。
この「奴隷」はとても美しい像なのですが、ホモっぽい上にSMっぽいので、石膏像の中ではいまいち女の子に好かれない傾向にあったようです。

未完成作ばかり残して死んだミケランジェロ。この像も単体では完成度が高いように見えますが、実はもっと壮大なプランを飾るために準備されながらけっきょく日の目を見ずに終わった群像のうちの一部に過ぎません。






■■糸玉を辿る■■