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カラドリウス | ||
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98年の夏に、私が所属していた大学のSF研究会の方でなぜか個人イラスト集を作っていただくという機会に恵まれまして。その裏表紙に使った絵です。TRA.と関係ない用途の絵なのにロビーナ(笑)。
以下、イラスト集巻末のコメントからの引用です。
「カラドリウス」というのは西洋の架空の鳥の名です。病人の所に飛んできて、見込みがある場合はたちどころに快癒をもたらしてくれるのですが、手遅れの場合はそっぽを向いて立ち去ってしまうのだとのこと。そう言えば澁澤龍彦氏の著書や「デビルサマナー」にも登場していましたっけ。
本来は白い小鳥と考えられているようなのですが、私の頭の中ではあのロセッティのベアトリーチェへ白いケシの花(死と阿片の象徴です。この絵のモデルとなった画家の妻は、阿片剤の服用過多で亡くなりました。自殺か事故かは判然としないそうです)を運んでくる聖なる小鳥とイメージが混ざって、いつの間にかカラドリウスは赤い小鳥になってしまいました。
ところで枢機卿の赤帽子を描いていて思ったのですが…もしかしてFFシリーズの「赤魔導師」のスタイルは枢機卿服がモデルになっているんでしょうか?(深読みかも知れない)
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