05/5/31
「少女海賊ユーリ」の締切が間に入ったため、前回の更新からだいぶ期間が空いてしまいました。
さておき、昨年末にさせていただいた挿絵の仕事に関するお知らせを掲載しました。
それと前述のように、この前「ユーリ」の7巻目のイラスト作業が終わった所なので、
それについての詳細も近いうちお知らせできればと思っています。
他には、絵や漫画・小物のWeb素材などをいくつか追加。
今回のトップ絵は……
本当は、前回の「カタルーニャのドラゴン」の話の続きを書こうと思っていたのですけども。
2月に英国旅行に行った友人M(TRA.のマコト司令官)が大英博物館で
ヘンなお土産を買ってきてくれまして、妙に気に入ったのでそれをご紹介します。
ドラゴン型のボールペン。なかなか愛嬌のある顔で可愛いです。
よし、アーサー王伝説の国イギリスからの来訪者だから、これには「ペンドラゴン」という名前をつけてあげよう。
ていうか見たまんま「ペンドラゴン」としか呼びようがない。
しかもこれ、大英博物館の売店のお土産なのに、実は中国製であるらしい(笑)。
友人本人も、そのへっぽこ感が気に入ったため買ってきたそうです。
…ん?ちょっと待て。
中国からイギリスに移動して、更にそこから日本に来たとすると、生まれはすぐお隣の国なのに
どえらい遠回りで日本に来た事になるではないですか。下手すると地球一周できる移動距離に近いのでは…。
とかいうあたりも、やけにツボにはまってしまったわけです。
さらに余談:
アーサー王と言えば、先日その友人Mが「モンティ・パイソンのホーリーグレイル」のDVD
(特典がやけに豪華なのがまた笑える)を買いまして。
友人宅でTRA.のメンバーが集まり、上映会となりました。
ああ、これがあの伝説的B級映画なのかー!
ウィザードリィの有名な敵キャラ「ボーパルバニー」(こやつに初めて遭遇した時の拍子抜け感と
首をはねられた瞬間の精神的ショックは、実際にプレイした人でないとちょっとわからないと思います)
には実は元ネタがあって、それがこの映画なんだ…という噂は昔から聞いていたのですが。
まだ一度も見た事はなかった映画なので、私はものすごく感動しました。
でも感動していたのは私だけでなく、その場にいた全員が異様なまでに盛り上がっていた。
特にあのウサちゃん大暴れのシーンで。
WIZの制作者の方は実はモンティ・パイソンの大ファンで、他にもゲームの中にモンティ・パイソンネタが
いくつか入っていたりするそうですね。
そういえば「RETURN OF WERDNA」にも「聖なる手榴弾」が登場していたような。
日本版だと、末弥氏の美麗な絵と羽田氏の重厚な音楽がついていたため
WIZは他のゲームに比べてシリアスで格調高い雰囲気に見えたものですが…
ゲーム内でしばしば出てくる、脱力系かつ日本人の感覚だといまいちわかりにくいギャグは、
このへんのセンスを継承したものだったんだな。というのがよく理解できました。
何はともあれ、人生において実に有意義な時間だった。うむ。
ちなみに↑この「聖なる手榴弾」の外観は、宗教画などでよくキリストが持っている球体のパロディであり
外国の教会に行くと彫刻のキリストが同じ形の物体を持っていたりします。
が、キリストが持っているのは手榴弾ではなく、完全性や世界を象徴するシンボルなので
上部の十字架を引っこ抜いて3つ数えたあとウサギに向かって投げたりしてはいけません。
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